不動産売却前におこなう査定とは？自分で相場を調べる方法なども解説

「不動産売却を検討しているけど、そもそも査定ってなんだろう？」という疑問をお持ちではありませんか。
査定は無料で不動産会社に依頼することができますが、その前にご自身である程度の相場を調べておくことも可能です。
ここでは、不動産売却前におこなう2種類の査定の違いとご自身で不動産価格の相場を調べる方法、また、不動産会社に査定を依頼する際のポイントについてご説明いたします。
大阪市を中心とした大阪府下全域などの阪神間で不動産売却をお考えの方は、ぜひご参考にしてください。

不動産売却前におこなう机上査定と訪問査定の違い

不動産売却を考え始めたら、初期におこなうのが不動産会社への査定依頼です。
査定をすることでその不動産の価値を知ることができ、住み替えなどその後のプランも立てやすくなります。
査定には簡易的におこなわれる机上査定と、より精度の高い結果を知ることのできる訪問査定の2種類があります。
ここではその違いについてご説明いたします。

すぐに結果がわかる簡易的な机上査定

机上査定では、査定をおこなう不動産会社の担当者は実際に現地には行かず、データなどの情報だけをもとに査定をおこないます。
机上査定は簡易査定とも呼ばれます。
近隣の類似物件の取引実績や公的機関が発表している土地の価格などの情報をもとに不動産会社が、想定される売却価格の目安を導き出します。
机上査定はインターネットや電話から簡単に依頼することができ、一般的には2～3日で結果がわかります。
早ければ当日中に査定結果がわかるケースもあります。
しかしとくに戸建ての不動産はその土地の周辺環境など、個別性が高いため、机上査定の結果はあくまで目安ととらえておくと良いでしょう。
机上査定での対応に問題がなければ、次はより正確性の高い訪問査定に進むのが一般的です。

精度の高い結果がわかる訪問査定

訪問査定では、不動産会社の担当者が直接現地を訪れることで、より正確な査定結果を知ることができます。
訪問査定では建物や室内の状態、日当たり、周辺環境などさまざまな要素を組み合わせ、プロの視点で分析します。
売主側が事前に登記簿謄本や公図などの書類を準備し、当日は立ち合いも必要なことから手間はかかりますが、それだけ現実的な査定額を知ることができます。
机上査定と違い調査には時間がかかるため、訪問査定申し込みから結果がわかるまでは1週間から10日ほどかかることが多いです。

2種類の売却方法の違い

売却方法は主に仲介と買取の2種類があります。
仲介は不動産会社が売主と買主の間に立ち、売買契約を成立させる方法です。
比較的高値で売却することができますが、買い手を見つけるまでに時間がかかるのがデメリットです。
買取では不動産会社が直接物件を購入するため、売却に時間がかからず、すぐに現金化することができます。
ただし、仲介に比べると売却金額は安くなる傾向にあります。
どちらの売却方法かによって査定額も変わってくるため、希望する売却方法が決まっているなら、その旨を伝えておくと良いでしょう。

不動産売却や査定の前に自分で相場を調べる方法

査定を依頼する前に、ご自身で周辺の相場を調べることもできます。
家に入っている物件情報のチラシや売り出し情報を見る他に、個人でも閲覧できる信頼性の高い情報源をご紹介します。

レインズマーケットインフォメーション

まず、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営している「レインズ」というネットワークシステムがあります。
レインズは、この1年間で売買された不動産価格情報が登録され、不動産会社により活用されています。
このレインズの情報を一般の消費者向けに公開しているのが、レインズマーケットインフォメーションです。
不動産会社が出した実際の取引データをもとにしているため、信頼性が高いです。
ただし、レインズマーケットインフォメーションはマンションと戸建ての取引情報に限定されているため、土地の売買価格はわかりません。

土地総合情報システム

不動産取引を実際におこなった人を対象にしたアンケートの結果を国土交通省がデータ化したサイトです。
ここでは土地、戸建て、マンションすべての取引価格情報が参照できます。

公示地価・基準地価

公示地価は国土交通省が、基準地価は都道府県が、それぞれ決まった地点の地価を毎年定点調査した価格のことです。
場所によってはデータがないこともありますが、過去からの価格推移がわかるため、地価変動について知ることができます。

自分で相場を調べる際の注意点

ご自身で相場を調べるときには、以下のポイントに注意しておくと良いでしょう。

• よく似た物件の情報を参考にする
• 利便性を考慮する
• 相場だけを信じすぎない

物件の価格は、場所だけでなく、築年数や建物の状態、周辺環境などによって大きく変わります。
そのため、なるべくお持ちの不動産と似た物件の情報を参考にするようにしましょう。
また、駅からの距離や買い物できる場所があるかなどの利便性も不動産価格には大きく影響します。
さらに、不動産は社会情勢などによっても価格の変動が大きいものです。
そのため、相場だけに固執せず、実際の売却状況に応じて柔軟に対応したほうが結果的には高く売れやすくなります。

不動産会社に査定を依頼するときのポイント

ご自身でも相場が調べられる情報源は便利ですが、慣れないとわかりにくいこともあるようです。
不動産会社に査定を依頼すれば、より信頼性の高い情報が得られます。
ここでは査定を依頼する際のポイントをお伝えします。

不動産会社の査定は無料

不動産会社に依頼する査定は、机上査定でも訪問査定でも無料です。
不動産に関する基本的な相談などにもお金がかかることはないため、安心して依頼ができます。

住み替えをするなら同じ不動産会社に依頼する

不動産売却後、新居に住み替える予定があるなら、売却も購入も同じ不動産会社に依頼したほうがスムーズです。
旧居の引き渡しと新居への引っ越しのスケジュールを合わせなければ、仮住まいをすることになってしまい、引っ越し代や家賃など余計な出費が生じます。
売却活動や家探し、売買契約など、住み替えでは重要な予定が複数入りますが、同じ不動産会社に依頼すればそれらの予定を調整してくれます。
想定される売却金額に合わせて新居の予算を立てることもできるため、無理のない資金計画が可能です。

悩みや懸念点も伝える

不動産売却においては、人には言いにくい悩みや不動産に関する懸念点があるかもしれません。
「離婚して家を売るので、周囲には知られたくない」「家にこんな欠陥がある」など、抱える悩みはそれぞれです。
このような懸念点や悩みがあれば、どれも査定依頼の際に不動産会社にお伝えください。
弊社「MUSTERS」では、ご要望があれば周囲に知られないように最大限配慮しての訪問査定もおこなっており、さまざまなご不安に対応いたします。
不動産売却では多くの書類が必要となりますが、「その書類をなくしてしまった」なども教えていただければ対応可能です。

まとめ

不動産売却前におこなう2種類の査定の違いや、ご自身で相場を調べる方法、また、不動産会社に査定を依頼するときのポイントについて解説いたしました。
不動産売却を考え始めたら、まずは不動産会社に机上査定を依頼するのがおすすめです。
わたくしども「MUSTERS」では、大阪市内を中心とした大阪府下全域などの阪神間で不動産取引をおこなっております。
査定は無料で受け付けておりますので、ぜひお気軽にご連絡ください。