2023-09-19
実家が空き家になり、その家を相続する話も珍しくありません。
そんな不動産の管理方法はどうすれば良いのでしょうか。
今回は家に住んでいない状態でも安全に所持し続ける管理方法やデメリット、その不動産を空き家状態にしないための解決策を解説します。
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万が一空き家にしてしまった不動産でも、安全にきちんと維持する方法もあります。
人が住んでいない家は湿気によってどんどん老朽化が進んでいくため、まずはこまめな換気をおこなったり、月一回程度の通水も欠かせません。
水道水を使わずにいると水道管がさびて、最悪、破裂する可能性や逆に水道管の内部が乾いてしまうと、悪臭の原因やネズミなどの害虫の侵入口になってしまいます。
定期的な掃除は欠かせませんが室内の掃除のほかに、庭のお手入れを怠ると害虫が発生し、近隣住民とのトラブルに発展する可能性が出てきます。
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空き家を放置したときのデメリットとして、さまざまなリスクが生じる可能性があります。
挙げられるリスクとは、価値の下落や特定空家への指定、所有者責任を課せられる可能性などです。
前述の方法で定期的なメンテナンスをしていても、建物の劣化を止められないため、年が経つとともに不動産の価値を下げるのは避けられません。
また、管理の行き届かない空き家は、特定空家という、法によって「危険な家」に認定されてしまいます。
認定されてしまうと、最終的に行政代執行によって強制的に取り壊しがおこなわれ、取り壊し費用は所有者に請求されます。
ほかのデメリットとして、家の所有者には所得者責任が課せられるなどの点が挙げられます。
建物の崩壊などが原因で事故などが起こったとき、建物の設置や保存に問題があったと判断されると、たとえ自己に過失がなかったとしても責任を追わなくてはいけなくなります。
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相続した空き家を所持していると多くのデメリットがあるため、何らかの形で対処したいものです。
解決策としてまずは解体を考える方も多くいるのではないでしょうか。
解体は解体費用が必要になりますが、自治体によっては補助金が出るところもあります。
また、誰かに譲渡する形もあり自身での固定資産税の負担などはなくなりますが、無料譲渡になる可能性は高いです。
最後に売却する考えもあります。
こちらも、売却してしまえば固定資産税の負担などはなくなりますが、売却益が出た場合は納税が必要になります。
場合によってはリフォーム費用や不動産会社への報酬の支払いが必要になる可能性が出てくるでしょう。
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相続した家が幼少期に育った大切な建物の場合、管理をしてでも残しておきやい気持ちもあるでしょう。
しかし、人が住まない家は老朽化が進みやすく多くのデメリットがあります。
今後も住む予定がないのであれば、解決策として解体や譲渡・売却などを検討してみてはいかがでしょうか。
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