2023-11-07
人が住んでいない空き家であっても、所有者は適切に維持・管理しなければなりません。
ただ、外壁の塗装まで実施しなればならないのか、疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、空き家の外壁について、塗装しないとどうなるのか、塗装の時期や必要な理由も含み解説します。
空き家を所有している方は、ぜひ参考にしてください。
\お気軽にご相談ください!/
空き家だからといって外壁の塗装をしないままだと、建物自体の劣化が進んでしまうリスクがあります。
とくに家の外壁は、紫外線や雨風のダメージをもっとも受ける部分です。
そのため、外壁の表面にアクリル樹脂やフッ素樹脂などを塗装して、壁の内側を保護しています。
しかし、外壁の表面塗膜は時間の経過とともに劣化していくため、放置していると壁の内側にダメージが及びます。
雨水が侵入して雨漏りが発生すれば、構造体が傷んで不具合が生じる可能性が高いです。
構造部分の修繕には、莫大な費用がかかってしまうケースも少なくありません。
▼この記事も読まれています
空き家の管理では通水が必要?通水しない場合はどうなるのかご紹介
\お気軽にご相談ください!/
外壁の塗装は、使用している塗料の種類によってメンテナンスの目安となる時期が異なります。
アクリル系樹脂だと6~8年、フッ素樹脂系だと15~20年、サイディング(板状外壁材)だと5~10年での手入れが目安です。
ただし、これらはあくまでも目安であり、目安の時期でなくても劣化現象が生じていれば塗装をおこなうのが良いでしょう。
たとえば、塗料の光沢が低下している、チョークのような粉が出ている、剥がれやひび割れが見られるといった場合には、表面塗膜が劣化しているのでメンテナンスが必要です。
▼この記事も読まれています
空き家をリフォームやリノベーションするメリットとは?
\お気軽にご相談ください!/
空き家の外壁塗装は、構造体を長持ちさせるために必要です。
先述したように、外壁の塗装は構造体を外部のダメージから守る役割があります。
定期的にメンテナンスをおこない、外壁の性能を十分に保てば、構造体の劣化を防いで建物を長持ちさせられるでしょう。
将来的に売却や活用を検討しているのであれば、資産価値の維持にも役立ちます。
なお、空き家のメンテナンスをおこなう理由は、特定空き家に指定されるのを避けるためとも言えます。
空き家の劣化が進み周囲に損害を与えかねないと判断されれば、特定空き家に指定される可能性が高いです。
特定空き家に指定されると固定資産税の軽減を受けられないため、固定資産税の負担が最大で6倍にまで跳ね上がります。
このようなリスクを避けるためにも、外壁塗装をはじめとするメンテナンスの必要性は高いです。
▼この記事も読まれています
劣化した空き家は危険!劣化の原因や起こるデメリットとは?
以上、空き家の外壁を塗装しないとどうなるのかなどを解説しました。
外壁を塗装せずに放置していると、構造体にダメージが及ぶ可能性があるので、定期的なメンテナンスが大切です。
また、特定空き家に指定されると税金の負担が大きくなる恐れがあるのも、塗装が必要な理由のひとつです。
大阪市での居付き物件の不動産買取のことならマスターズ株式会社がサポートいたします。
不動産の売却をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。