2023-11-28
不動産売却において高額売却やスムーズな売却を目指すためには、査定を受け、その結果を考慮して売出し価格や売却方法を決めることが大切です。
しかし、査定にはさまざまな種類があるので、それぞれの特性をしっかり理解していなければ、その結果を上手く活かせない場合もあるでしょう。
今回は査定の一種であるAI査定について、その仕組みやメリット・デメリットを解説します。
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AI査定は、不動産の売却相場を、人工知能を活用して算出する方法です。
査定には所在地、面積、構造、築年数などの基本データを入力するだけで、オンラインで瞬時に査定結果が得られます。
ただし、AI査定の結果は、サービスごとに使用するデータや計算方法が異なるため、同じAI査定でも必ずしも同一の結果が得られるわけではありません。
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AI査定の主なメリットは、査定結果が出るのが早い点です。
通常の査定には、類似の取引データを検討し、多くの情報を比較・分析する必要がありますが、AI査定ではこのプロセスが迅速に処理されます。
簡易査定などと比較しても、AI査定はより迅速な査定結果が得られます。
また、AI査定には匿名性と利便性という独自のメリットもあります。
通常の査定を受けるためには、不動産会社に一定の個人情報を提供する必要があります。
通常、外部への情報漏洩の心配はありませんが、いくつかの不動産会社からの営業電話がかかってくることもあるかもしれません。
顔を合わせたり、電話でやりとりしたりすることが煩わしく感じる場合もあるかもしれません。
AI査定は通常、メールアドレスを登録するだけで使用できるため、プライバシーの心配はほとんどありません。
とくに財産分与や任意売却の査定など、他人に知られたくない不動産取引を進めたい場合に便利です。
ただし、一部のAI査定サービスはアカウント作成などの一定の情報提供が必要な場合もあるので、事前にしっかり確認しておくことが重要です。
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AI査定は早くて手軽な点が魅力ですが、残念ながらその精度は高くありません。
これは、AI査定に使用されるデータが基本的な文書情報だけを元にしており、現地確認が必要な特徴などが反映されないからです。
また、AI査定では不動産流通機構の運営するレインズデータを使用できないため、利用可能な情報も制限されています。
一戸建て住宅のように、個別の物件ごとに構造や環境に大きな差がある場合、とくに精度が低くなることがあります。
AI査定は売却価格のおおよその目安を提供する査定方法であり、実際の売却価格を知りたい場合は、別途不動産会社による訪問査定が必要です。
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AI査定は手軽に短時間で物件の売却相場を知りたい場合に適している一方、その精度は高くありません。
実際に不動産を売却する際は、AI査定や簡易査定の結果だけで済ませずに、きちんと不動産会社の訪問査定を受けるようにしましょう。
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不動産の売却をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。