不動産の売却価格に送電線は影響する?送電線の種類・不動産評価の調べ方も解説

2024-10-15

不動産の売却価格に送電線は影響する?送電線の種類・不動産評価の調べ方も

売却予定の不動産の上に送電線がある場合、売却価格に影響は出るのでしょうか。
送電線が上にある不動産を安心して売却するなら、送電線が価格に与える影響などを確認しておくことが大切です。
今回は、不動産の売却価格に送電線は影響をおよぼすのか、送電線の種類や不動産評価の調べ方などと一緒に解説します。

\お気軽にご相談ください!/

不動産の売却前に知りたい送電線の種類

送電線は電圧ごとに「低圧」「高圧」「特別高圧」の3種類に分かれています。
低圧に該当する送電線は、交流電圧が600v以下かつ直流電圧が750v以下のタイプで、一般家庭に電気を届ける役割を果たしています。
高圧に該当する送電線は、交流電圧が600v超から7,000v以下かつ直流電圧が750超から7,000v以下のタイプです。
変電所や変圧器などで電圧調整がおこなわれ、一般家庭だけでなく中小規模の施設あるいは工場などで使用されます。
特別高圧に該当する送電線は、交流電圧と直流電圧ともに7,000v超のタイプで、電気を大量に使用する大規模な工場などが対象です。

▼この記事も読まれています
不動産売却時にかかる税金の種類や計算方法は?節税対策についても解説!

\お気軽にご相談ください!/

送電線が不動産の売却価格に与える影響

送電線の下に位置する不動産の売却価格が比較的安い原因として、建築制限による影響が考えられます。
建築制限が設けられている土地では送電線から建物までの距離を一定以上とする必要があり、建てられる住宅の階層が制限される恐れがあります。
また、送電線の設置時に送電線の下にある土地を所有している方が電力会社から一括で補償金を受け取った際は、その不動産を購入する方には補償金が支払われません。
補償金が受け取れないことも、不動産の売却価格が安くなる影響のひとつといえるでしょう。
風が強い日は送電線の周辺で風切り音が発生する可能性があり、騒音を不安視する理由から安い価格で売却されるケースもあります。

▼この記事も読まれています
不動産売却における価格の決め方とは?希望価格にこだわる理由を解説

\お気軽にご相談ください!/

送電線の下の不動産評価を調べる方法

送電線の下にある不動産を売却する前には、土地の評価基準で不動産評価を調べることが大切です。
更地の評価額は国税庁のHPで路線価を確認し、土地の面積を掛けて算出し、国有地は更地の金額のうち3割を土地の評価額と考えましょう。
また、不動産の売却前には「地役権設定登記」および「送電線架設保持に関する契約」の確認も大切です。
地役権設定登記の確認は登記簿謄本でおこない、登記された形跡がない場合は電力会社に連絡し、契約内容などと併せて登記手続きを確認してください。
送電線架設保持に関する契約の有無を調べるには、電力会社から毎年お金が支払われていることを確認しましょう。

▼この記事も読まれています
不動産売却における譲渡所得についての基礎知識を解説

まとめ

送電線は低圧と高圧、そして特別高圧の3種類です。
送電線の下に位置する不動産の売却価格が下がるのは、建築制限や騒音などによる影響が原因と考えられます。
不動産を売却する前には不動産評価や地役権などを調べることが大切です。
大阪市での居付き物件の不動産買取のことならMUSTERSがサポートいたします。
不動産の売却をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0665759303

営業時間
10:00~18:00
定休日
土曜日・日曜日・祝日

売却査定

お問い合わせ