根抵当権がついた不動産を売却するときの流れは?注意点についても解説

2025-05-20

根抵当権がついた不動産を売却するときの流れは?注意点についても解説

不動産に根抵当権がついているなら、売却にあたっていくつか注意点があります。
たとえば根抵当権は抵当権と同じく売却前に解除してもらう必要がありますが、根抵当権ではこのとき元本を確定させなければいけません。
今回は根抵当権がついた不動産を売却するときの流れや注意点について解説します。

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根抵当権がついた不動産の特徴とは

根抵当権とは、土地を担保に設定される担保物権の一種類です。
事前に極度額を設定しておきその範囲までなら繰り返し借り入れ可能なことが特徴で、抵当権とは違い全額返済しても根抵当権は消えません。
不動産に抵当権を設定して融資を受けるときは、登記をおこなう必要があります。
しかし根抵当権を一度設定しておけば融資のたびに登記をおこなう必要がなく、手間や登録免許税がかかりません。
このような特徴から、おもに事業者が所有する不動産に設定されています。

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根抵当権がついた不動産売却の流れ

根抵当権がついた不動産を売却するときは、まず残債務がいくらか確認しなければいけません。
売却益で、残債務をすべて返済できる状況であることを確認しましょう。
根抵当権がついた不動産の売却が難しいと言われる大きな理由は、金融機関があまり根抵当権を抹消したがらないことです。
金融機関は、根抵当権がついた不動産を担保に融資をおこない利息を受け取ることにより利益を出しています。
なかなか根抵当権の抹消に合意してくれないことがあるため、粘り強く交渉することが大切です。
交渉がまとまったら、元本確定をおこない購入希望者を探す流れになります。
元本確定とは、借り入れと返済をその時点で止めその時点での残債務を確定させることです。
根抵当権を消す登記手続きをスムーズにおこないたいなら、司法書士の方に任せることをおすすめします。

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根抵当権がついた不動産を売却するときの注意点

根抵当権がついた不動産を売却するときは、所有者と債務者が異なっているときにトラブルになることがあるので注意しましょう。
所有者が知らないうちに債務者が極度額の範囲内で融資を受け、残債務が増えている可能性があります。
残債務が増えていると、不動産を売却してもその金額で残債務を返しきれない事態に陥りかねません。
もう1つの注意点は、元本確定後根抵当権は抵当権と同じ扱いになり元に戻せないことです。
事業の資金繰りのため不動産を担保に融資を受けたくても、これ以降はできなくなってしまいます。

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まとめ

根抵当権は、極度額まで何度でも不動産を担保に融資を受けられる点が特徴です。
売りたい不動産に根抵当権がついているときは、金融機関が抹消に応じてくれるまで交渉する必要があります。
元本確定後は、根抵当権を元に戻せなくなってしまうことに注意しましょう。
大阪市での居付き物件の不動産買取のことならMUSTERSがサポートいたします。
不動産の売却をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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